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天皇賞(秋)はジャスタウェイ。ただ一頭突き抜ける4馬身差圧勝

天皇賞(秋)

1着 ジャスタウェイ
2着 ジェンティルドンナ
3着 エイシンフラッシュ

台風の影響が心配された天皇賞(秋)でしたが雨は前日まで。当日は馬場も乾き良馬場での開催となりました。
レースは2番人気のトウケイヘイローが速い流れで引っ張り、1番人気ジェンティルドンナも積極的に2番手を追走。
直線を向いてさすがに苦しくなってきたところでジャスタウェイの末脚が爆発し、2着ジェンティルドンナに4馬身の差をつける圧勝となりました。

勝ったジャスタウェイは中団のやや後ろの追走から、直線では一頭だけ脚色が全く違いました。
ハイペースになった事もあって全ての馬が苦しむ中での上がり34.6は、上がり2位のエイシンフラッシュが35.5という数字だけで見ても完全に抜けていましたね。
昨年3歳時の天皇賞(秋)で0.5差の6着にも入っている実力馬ですが、今年の春はなかなか結果を出せずにいて、エプソムCでやっと自分の走りはできましたが、展開の影響もありクラレントの2着。その後の関屋記念でも前のレッドスパーダを捕まえられず、どちらも抜けた上がり最速を出しながら惜しい競馬になってしまっていました。
前走毎日王冠ではエイシンフラッシュに敗れましたが、あれはエイシンフラッシュの方が最高の形だったという事だったのでしょう。
今回は先行したジェンティルドンナが2着まで粘っている事から、他の差し馬がふがいなかったと見る事もできますが、この4馬身差の勝利は見事という他ないですね。

2着のジェンティルドンナはトウケイヘイローを追いかけすぎました。
思ったよりも前へつけてしまって、そのまま流れに乗ってしまった形で、ジェンティルドンナの能力を信じればこその強気の騎乗だったとも言えますが、結果的には終いが厳しくなってしまいました。
それでもジャスタウェイには離されたとはいえ、2着はしっかりと確保。1番人気の力は十分に見せたと言ってもいいでしょう。
今年はなかなか勝ち切れていませんが、JCで復活なるかどうかというところですね。

3着のエイシンフラッシュは内を突いて、直線進路を確保するのに苦労してしまいました。
外へ出せた時にはもうジャスタウェイが突き抜けていましたので、ちょっとどうしようもなかったですね。
ただジェンティルドンナも捕まえられていませんので、仮に前が開いていたとしてもジャスタウェイと勝負になったかというとやはり厳しく、今回はジャスタウェイには完敗ですね。
まだまだ十分やれる馬ではありますが、種牡馬としても期待が集まる馬です。今年で引退という可能性が高いですが、この後のJC、有馬、どちらかしか使わないかもしれませんがいい競馬を期待したいですね。

2番人気で逃げたトウケイヘイローは10着。さすがにペースが厳しかったですね。
ハッキリしたのはこの相手を力ずくで叩き潰せるような強さはなかったという事だけだと思うんで、今後も改めて期待したい馬です。
引っ張るタイプの強い逃げ馬がいるとレースも面白いですし、そういう面でも今後を期待したいですね。

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3連勝で挑むトウケイヘイロー。逃げ馬には厳しい天皇賞(秋)でも通用するのか

鳴尾記念、函館記念、札幌記念と2000m重賞を3連勝中の逃げ馬トウケイヘイロー。
天皇賞でも打倒ジェンティルドンナの一角としてなかなかの人気になりそうです。

G1経験は2歳時に挑戦した朝日杯のみ、逃げ馬には厳しい東京2000mという事で、上がり馬としての魅力はもちろん感じながらも取捨に迷っている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回はトウケイヘイローを過去のデータから分析してみます。

まず今回の展開

過去データの前にまずは今回の展開。
逃げ馬ですから逃げられるかどうかは非常に重要なんですが、今回は他に逃げた事のある馬はレッドスパーダくらいで、レッドスパーダはどうして逃げたい馬ではなく、どちらかといえば番手で進めたいタイプの馬です。
逃げた経験だけで言えばトーセンジョーダンやダノンバラードもあるのですが、トウケイヘイローよりも前という事は考えにくいですね。
トウケイヘイロー自体もスローで溜めるタイプの逃げ馬ではないので、単騎で行ける可能性は高そうです。

天皇賞(秋)の逃げ馬の成績

これは相当厳しいものになっていて、過去10年で連に絡んだのは08年のダイワスカーレットのみとなっています。
ただここ3年はシルポートが全て逃げている事など、前の馬には厳しい展開のレースが多い事も、逃げ馬が苦戦している要因の1つではありそうです。
トウケイヘイローの場合も極端に楽なペースは行かないはずで、ラップとしては平均か速めになりそうですが、それを得意とする馬なので、厳しいことには変わりありませんが馬場の助けなどもあればひょっとするかもしれません。

札幌記念からの天皇賞(秋)

札幌記念を勝って天皇賞というローテーションでは、11年トーセンジョーダンと05年ヘヴンリーロマンスが1着、10年アーネストリー、06年アドマイヤムーンが3着と好成績を収めていて、このローテは他には08年のタスカータソルテ(17着)だけですから好走確率として見た場合にはかなり高くなっています。
ただ今年の札幌記念は相当悪い状態の不良馬場で、勝ち時計は2:06.5とどこまで参考にしていいものかというレースでした。札幌記念は前にいた馬しか来れていないレースですから、あれが必要以上に評価されているのなら疑ってみた方が面白いのかもしれません。

G1での実績不足

2000mという距離もあり出走馬のレベルは毎年高い天皇賞(秋)。勝つ馬もG1の常連と言えるような馬が多く、近年で実績が少なかったのは11年のトーセンジョーダン。それでも前年有馬記念5着、宝塚記念9着とレベルの高いG1は戦っていました。
例外となるのは05年のヘヴンリーロマンスですが、これは14番人気での勝利ですし、参考外と捉えたいですね。
前述のトーセンジョーダン、ヘヴンリーロマンスに加え、09年のカンパニー、04年のゼンノロブロイはこの天皇賞(秋)でG1初制覇を飾っていますので、完全に消しというデータではありませんが、トウケイヘイローのG1実績が過去の勝ち馬に比べやや劣っているのは確かです。

総合評価としてはやや厳しい?

ここまでを見た結果としては全体的に不利なデータが多く、札幌記念勝ちからという良いデータも札幌記念の馬場状態で信頼しきれないという事になってしまいます。
台風の影響もあって天皇賞の馬場はどこまで悪くなるか全く読めない状況ですが、ここまでのデータが通用しないような馬場になってしまえば、札幌記念の実績は結局生きてくる事になるのかもしれません。
ただ総合的な評価としては、2,3番人気あたりになるのならそこまで評価はできないという結論になります。

参考・関連レース

札幌記念はトウケイヘイローが逃げ切り圧勝。ロゴタイプは5着

札幌記念

1着 トウケイヘイロー
2着 アスカクリチャン
3着 アンコイルド

雨でかなり力のいる馬場となった札幌記念は逃げたトウケイヘイローがそのまま逃げ切り6馬身差の圧勝。これで鳴尾記念、函館記念に続いて2000mの重賞を3連勝となりました。

勝ったトウケイヘイローはこの馬場にしては速いペースで引っ張り、上がり3Fも39.7でメンバー中2位。

道中5番手以内の馬がそのまま5着までを占める結果で、差しが全く効かない馬場の影響も大きかったとは思いますが、この日の馬場でこの競馬をされては他馬は手も足も出なかったと言っていい完勝でした。
前走の函館記念も速いペースを作って後続に脚を使わせながら逃げる形で勝っていますし、スローペースでの逃げ残りとは違う強い逃げ馬という印象ですね。
道中絡んでいく馬がいなかった事で、一見楽に逃げられたようにも見えますが、このペースに絡んでいくには潰れる覚悟でいかないといけません。そんな事をする意味はないですし、他馬が絡みにくいペースで引っ張った前走の函館記念と今回の札幌記念は、他馬にはほぼチャンスがありませんでした。

ただスローで途中からハナに立つ展開だった鳴尾記念を除けば、この強さは見せた2走はともに函館2000mで、内の先行馬が止まらない馬場だった函館記念と、馬場が悪すぎて差しが効かなかった札幌記念。状況こそ違いますがともに前に行く馬には有利な状況ではありました。
次の目標は東京での天皇賞(秋)となりますが、阪神内回りや函館よりも直線は長くなり、相手も強化されます。今回よりも間違いなく難しくなりますが、今回つけた差は6馬身、2000mは3連勝でまだ底を見せていませんし、どのようなレースを見せてくれるのか非常に楽しみな一頭になりました。
この馬の存在で今年の天皇賞(秋)は、ある程度速めのペースになりそうでハイレベルな一戦が期待できそうですね。

5着に敗れたロゴタイプは敗因は馬場との事で、4角手前で既に勝負はついてしまいましたね。
中山コースで実績がある馬ですしパワーは問題ないのでしょうが、ここまでの道悪馬場は完全に別物という事ですね。
こちらは今後毎日王冠から天皇賞(秋)を目指すとの事で、ダービーでキレ負けした東京コースが続きます。ダービーは距離の問題もあるかもしれませんが、東京向きのキレを持つ馬ではないので今後は多少の不安は残りますね。

ただロゴタイプのスプリングS、皐月賞の連勝時と今回のトウケイヘイローの連勝には、似た印象を受ける部分もあります。この2頭の中距離での勝ち方は力でねじ伏せると形容するのがピッタリで、キレ勝負とはまた違った凄さがありますね。
個人的にはロゴタイプがトウケイヘイローをピッタリと追いかけて、潰し合うような勝負を見てみたいですね。もちろんレースは1対1ではありませんので、なかなかそういうわけにはいかないのでしょうが…。